クライエントさんにコミットする!アセスメントシートをつくる。

支援場面
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クライエントさんにコミットする!アセスメントシートをつくる。

この記事を読んでわかること

  1. アセスメントについて考えを深め、良質なアセスメントについて考えます。
  2. shafukushi.comで作成したアセスメントシート「comutto」を提供します(無料)、忙しさのなかにも本人の魂、生き様を描くシートの構築を目指します。

こんにちは。今日は福祉の現場で既に経験されている方もいらっしゃるかと思います、アセスメントについて書いていきます。教科書的に言えば、インテークで信頼関係を構築してアセスメントで委細を確認して評価するというのがセオリーです。

アセスメントは端的に言えば、クライエントと相対して行う、本人からの正式な情報収集です。ADLや生活環境の評価、職歴や成功体験等の確認等 分野によって内容は様々ですが、どの分野も共通であろうご本人の健康状態を聞くだけでもチェックするものが多くてとっても大変。そういう点においてはとっても忙しいのです。

しかし、もっと重要なことがあります。

それは、クライエントを見ること。簡単なようで、とっても大切。具体的には、

  • 今日の面談は本人が希望して行われているものですか(本人が口でお話できない、意思疎通ができない等の場合、過去、今の状態、将来の状態を現時点で見て、今日の面談を本人が希望すると思いますか)
  • 事前に取得した本人の健康状態(医師の意見書等)と本人の認識する健康状態は相違はありませんか
  • 今回のサービス利用は、本人の意向ですか、家族の意向ですか
  • そもそも本人にとって、このサービスの利用は妥当ですか
  • サービス利用そのものが今日の面談においてネガティブに映る場合、もしくは、これから提供するサービスの主体的な方針からは対象外となるけれど、利用を受け入れてしまっている場合に、どのようにサービス利用にアトラクトしていきますか

日々の業務フローやスケールを過信しすぎて、型にあてはめてアセスメントが完了した気持ちになってはいませんでしょうか。

本人の人生は本人だけのもの。脆弱性が高まるほどに周囲が判断しがちですが、弱る体力や気力の中で「やってみたい」「やりたくない」「迷っている!」などの反応は貴重なもので、「あーはいはい、また言っているねー」という風にいなさないこと。(個人としてイライラする等の気持ちはよーく、わかりますよ。笑)以下でアセスメントについて、深めていきます。

良質なアセスメントとは分析よりも、本人の領域、あるいは世界観の中で、次の一歩を踏み出す方法について考えること

私が社会福祉士として相談職に携わった経験を踏まえて、相談職の行うアセスメントについて考えていきます。「相談職の」とさり気なくつけて若干逃げてるなとは思いますが。笑

すべての職種を経験したことがないため、この点に配慮してです。しかし、本人出発である昨今のサービス利用契約社会においては、どんな職種であっても同じだと思います。

私の考える相談職の行うアセスメントとは、以下三点です。

  1. 本人の生きざまをスケッチする道具である
  2. 一人の相談員としてアセスメントするなら、しっかり見立てる
  3. 共有必須な項目はしっかりと取るが、クライエント本人の理解の範疇を超える程に科学的である必要はない

つまり、私は、どんな職種の方であっても浅学非力であってもスケールの評価方法を知らなくっても一人の相談員としてクライエントさんの前に立つと腹を括ったらば、

「今目の前のクライエントさんがどんなことで安らぎ、どんなことで苦労していて、これからどうしていきたいか、その迷いの状況にあっても的確に本人の人柄を描ける」シートが必要だと考えます。

そうしていくことで、本人を分析するのではなく、本人の了解するところで、本人と解決を見出す姿勢から支援に繋げていけると考えます。

実際に、クライエントさんにコミットするアセスメントシートを作ってみる。

この考えをもとに、丁度よいアセスメントシートを探していたのですが、色々な見方でクライエントさんに迫ろうとしているものがたくさんある一方で、分野に偏りがあり、なかなか汎用性の高いものは見つからないので自分の頭の中にある理想は自分で作ればよいと考えて、作成しました。

A4にこだわって作成しました。私はこれで十分気に入っているのですが、小さいので、実際の使用はA3に拡大してみてください。

アセスメントシート comutto(こみゅっと) ご使用にあたって

  1. 使用方法は大方自由ですが、来談者との語りが中心ですので、埋めることに専念しないようにしてください。
  2. 質問項目が事前情報である程度わかってしまうこともあると思います。しかし、本人の認識とその情報は必ずしも同一ではないことから、事前に埋めずに本人の言葉や表現の妙を味わい、記入してください。
  3. 本人の気持ちや人柄が第一優先のシートですので、必要に応じて何か他のツールと併用したり、正確なスケールで測ることは自由に行ってください。
  4. このシートは最大90分を想定しています。これ以上かかる場合は休憩を挟むか、場合によっては、省略可しても構いませんが、できる限りこれに倣って実施していただくと効果的です。

フリーフォントを使用して、個人情報同意欄も作ってみました。

本人の筆記能力(識字・書字)を自然に確認できるチャンスでもありますよね。

まとめ

アセスメントについて書いてきました。国試科目でもある福祉サービス経営の記事でもお話しましたが、「日頃の業務フローを振り返り、今あるもののなかで工夫する。」

当然と思われる、クライエントの来談を丁寧に見つめてみることもサービス提供側の優位性につながるカギと言えると考えます。

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