第34回・第35回 社会福祉士国家試験 合格に必要な力は 通年と同じ対策
ご無沙汰しております。
第33回社会福祉士(令和3年4月)受験者向けにスタートした当サイトも、はや一年が経とうとしています。挙げていない論点もいくつかはあるかと思いますが、いずれも平易なものでニーズがあるのか不明なところですが、アクセスの動向を見ている限り、今このサイトにアクセスしていただいている方は令和4年度、もしくは5年度の受験を考えられている方かと思われますので、それに向けて順次リライトしていきたいと思います。
今回は今更とはなりますが、このサイトを見て合格していただけた方の体験記も掲載します。合格に向けて勉強姿勢を見直すきっかけになればとおもいます。
社会福祉士受験 第33回の問題を見て改めて、過去問演習だけで合格できると私は考えます。(実際にこの考えをもとに直接助言してきた方についても実際に合格を勝ち得ています)反面で当日に、舞い上がってしまい、軽いパニック状態で普段はしない考え方をどこからかひっぱりだしてきて後で見たら余裕で正答できたのに…みたいな話もよく聞きます。
これについては、改めて対策をするというよりは、普段からの対策が必要です。
本試で頭が真っ白にならないために、普段からの取り組み姿勢を見直そう。
例えば
・時間を決めて学習する
(野暮ですが、制限時間を決めて学習をすることは何よりも大切です)
・時間の始まりに最高に集中力がもっていけるような自分なりの方法をつくる
(私はアプリでやっているヨガのプログラムの一説を頭の中で思い返したり、好きな作家さんの本の一説をぶつぶつ唱える事が集中を高める手法としてもっていました)
学生の方、社会人の方等、様々な方が受験される資格です。与えられた時間は不平等かもしれませんが、試験に行くことができれば、その先は平等です。
普段の自分を本試験でも発揮できることができればなんとか受かる!(かも…)くらいな気持ちに演習量をもっていくことができれば問題はないと思います。
合格パターン(合格者インタビューから)
・Aさん(第33回試験 100点で合格)
来歴…大卒(有名大学でない)、デイサービス勤務(7年目)の傍ら二児の母
勉強時間について…スクーリングとレポートに追い込まれて勉強の開始は10月から。会社員で幼児の子育てもあるため、1日30分~1時間通勤時間と休憩中にやりました。ボリュームをもって勉強時間の確保ができず、ようやく勉強時間が確保できたのは、試験の直前1か月前くらいから。それでも仕事で疲弊していたため1日2時間程の勉強量でした。
得意科目はなんでしたか?… 得意科目ですか…笑 相談援助と心理学かな、点数とれてたので。高齢者福祉(高齢者に対する支援と介護保険制度)は本業ですが、本当に点数が取れず、仕事をしていても得点できるかは別物だと強く思いました。
直前の過ごし方をもう少し具体的に教えてほしいです…直前になるまでに29回から32回までの過去問をひたすら解いていましたので、直前はただひたすら予想問題集を解いていました。なるべくいろいろな聞かれ方になれるということと、一回分の試験を時間内に解き切ることは十分できるようにしていました。直前は気持ちが焦ることもありましたが、睡眠を確保しないとダメな性質なのでその辺は割り切って寝ていましたね。
模試は受けましたか?…模試は11月に行われたものを一度受けましたが、コロナ禍で異例の在宅受験となり、緊張感があまりなかったので受けなくてもよかったのかなあと思います。基本的には過去問やっていれば受かったなって今思えば思います。
苦労したことは?…勉強時間の確保もそうですが、コロナ禍という特殊な状況下で、そもそも試験が行われるのか、自分の職場でもコロナが発生していたので、意図とせず濃厚接触者となってしまった場合は気持ちがあっても受験会場に行けない可能性もあった。そういう見えない不安が一番強く、直前まですごく辛かったですね。
振り返ってみると社会福祉士試験ってどうでしたか?…勉強していれば受かるなあと思いました。過去問をやれと言われてやっていただけで、あとは通勤時間にネットで解ける過去問(過去問クイズ)をダウンロードしてずっと解いていたり、何時間やればうかるとか落ちるとかあるけれど、そういったことはあまり関係ないこともわかりましたね。
【まとめ】大事なのは、やはり演習量…練習でやらなかったことは、当日もやらない。
大切なのは信用のできる出版社の過去問を繰り返し、1月~本試直前までなるべく多くの予想問題集などで演習すること。この時、わからない問題にあたったときの自分の思考パターンを把握すること。
当日は、そのルールに従って、それ以上の思考を張り巡らさず、粛々と説くこと。
演習でやらなかったことは当日もやらない。
これが大切かなと思います。
それに加えて、上記の体験談の方にもありましたが、今あるライフスタイルを無理に崩さず、できる努力から始めれば十分に受かる資格です。
「○○は、□□!」と頑張って覚える事も重要ですが、毎日ダラダラでも続けることが大切だと思います。気合を入れすぎず、ノーガードで過去問をパラパラめくるところから始めてみましょう。
参考書一冊頭に入れるのでなく、本試になって正解肢が選べることが大切です。
過去問や予想問題をすべて終えて、時事対策が気になる方へ(息抜き程度)
時事対策を行っていくことで、全体の学習の息抜きや理解度の向上につながると思います。
私の時代は息抜きに、速攻の時事を読んでいましたが、特有の読みづらさと、知っている人にとっては面白くない感じがあるので、
令和時代には、TACの公務員試験の時事対策本を読んでおくと良いです。
・公務員試験 時事問題総まとめ&総チェック 2022年度採用 (公務員試験・旧:時事コレ1冊!)
◎あくまで過去問学習が優先であるので、深入りしすぎないようにご注意ください。
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