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『人体の構造と機能及び疾病』要点のつかみ方とレポートの書き方を解説!

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人体の構造と機能及び疾病
出典元:http://flat-icon-design.com/
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今回は人体の構造と機能及び疾病について、書いていきます。

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『人体の構造と機能及び疾病』要点

午前科目(共通科目)で7題の出題です。この科目を大きく苦手とする方は少ないです。この科目は範囲が広い割には点差がつきにくい科目でもありますので、重要20キーワード程、頭にとめておいて、他は問題演習の中で間違えたものを覚える程度で良いでしょう。

 

下記20個は過去問や問題集でもよくマークされてます。知らなかったところはチェックしておきましょう。

①吸啜(きゅうてつ)反射…原子反射のうち、口に触れたものを吸い付こうとする反射

②低栄養…たんぱく質とエネルギーが不足した状態

③不感蒸泄(ふかんじょうせつ)…発汗以外の皮膚及び呼気からの水分喪失 成人で1日900mlの喪失

④緑内障…視神経が阻害されて起こる視野狭窄

⑤白内障…目の中の水晶体が濁って起こる視力低下

⑥加齢黄斑変性…網膜の中心部の黄斑に障害が生じ、視野の中心部が歪んで見えるようになる病気

⑦フレイル…高齢化等により筋肉や精神面が衰えた状態のこと

⑧サクセスフル・エイジング…老いても生産的で自立している生き方

⑨静脈血…右心室から出る肺動脈内に流れる血液

⑩インスリン…内分泌器官としての膵臓のランゲルハンス島β細胞から分泌されるホルモン

⑪糖尿病の三大合併症…網膜症、神経障害、腎症

⑫脳塞栓(のうそくせん)…心臓にできた血栓が脳に飛び、脳血管に詰まることにより発症する病気

⑬高次脳機能障害の症状5つ…注意障害、見当識障害(記憶障害)、失語症、失認、失行

⑭パーキンソン病の4大運動障害…振戦(しんせん)、筋の固縮、動作緩慢、姿勢・歩行障害

⑮ノロウイルスの消毒…次亜塩素酸ナトリウム

⑯疥癬の原因…ヒゼンダニの皮膚内寄生

⑰帯状疱疹(たいじょうほうしん)の特長…身体の半分に痛みを伴う水膨れができる

⑱慢性閉塞性肺疾患(COPD)…肺気腫と慢性気管支炎の両者を総称する慢性肺疾患

⑲アルツハイマー型認知症…日本において最も多い認知症

⑳認知症の主な症状…記憶障害

以下でレポート作成を解説します

生活習慣病を5つ以上列挙し、そのうちの1つについて、説明せよ

ポイント:どんな内容であっても、「社会福祉分野でできること」、あるいは「社会福祉士としては~」で文章の結びを書くこと。

生活習慣病とは食生活や運動習慣、喫煙、飲酒などに関係した生活習慣が発症原因に深く関与していると考えられている疾患の総称である。糖尿病や肥満、脂質異常症、心臓病、肺がん、アルコール肝炎などがあげられるが、そのうちの糖尿病について説明する。糖尿病にはⅠ型糖尿病とⅡ型糖尿病と分別され、おもに前者のⅠ型糖尿病が生活習慣による発症と言われており、壮年・高齢者での発症が多いが近年の食生活の変化により子供の発症も増えてきている。さらに糖尿病が悪化することで糖尿病に特有な合併症を引き起こし、失明の恐れがある糖尿病性網膜症や、腎不全により透析が必要となる可能性がある糖尿病性腎症、自律神経障害から壊疽や突然死の危険がある糖尿病性神経障害などがあげられる。厚生労働省より、糖尿病が強く疑われるもの(糖尿病有病者)、糖尿病の可能性を否定できない者(糖尿予備軍)はいずれも約1,000万人と推計されている。糖尿病の原因はインスリン分泌不足とインスリン作用不足により、ブドウ糖が血液中にとどまり高血糖状態になることであり、その症状は口渇、多飲、多尿、体重減少などが挙げられる。治療法について、
食事療法や運動療法での基本治療を柱に、インスリン分泌不全が著しいと判断された場合には、インスリン注射や投薬が必要となる。糖尿病は生活習慣病ともいわれており、生活習慣を見直すことで防げる可能性が高い疾患である。糖尿病患者が合併症を防ぐためにも、適正な血糖管理をすることである程度の予防が行える可能性が高い。ただ、生活に密接に関わる病だからこそ、その予防をするためには糖尿病患者の年齢や家族構成、生活状況などにより様々な配慮や多職種連携が必要となる。例えば、高齢の男性患者が、妻や子供と同居している場合は、家族からのフォローが期待できれば食事面や運動の促しは家族に頼ることができるが、難しい場合は介護サービスを使用し宅配食やデイサービスの利用を検討するため担当ケアマネージャーと連携することが必要となる。この他、就労している患者の場合を例に挙げるとすれば、通院などの時間の確保のほかインスリン注射を接種する環境の確保など、勤務先での理解も必要となるだろう。これに加えて、網膜や神経障害、腎症等の合併症を発症する場合には、身体状況の悪化による事故等にも十分に考慮し、勤務先側が率先して業務を割り当てていく必要もある。勤務先から協力が得られない場合はまだ働ける年齢層でありながら働けないという状況に陥らないためにも、状況に応じて本人の行動によって職業の見極めも一考である。この場面において社会福祉士として果たせる役割は、前段の調整・連携を本人主体として整理し、解決に導く過程にある。病気療養という段階で心身ともに万全と言えない本人を動機づけ面談等の手法で支え、将来に向けて継続可能な生活や就労の在り方を本人主体で検討し、選択していく工程は本人のこれまでの経験との葛藤もあり、必ずしも安易に受け止められるものではないことから、そこにサポートがあることは有意義と考える。(©mhotsuma 無断転載禁止)

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